間取りを考えない
一般の方が自分自身で家の間取りを
検討する際のポイントは、家全体の
間取りを考えることではなく、最も
重きを置く部屋を中心に、その他の
各部屋や水周りの配置を考えていく
ことです。
どういうことか!?
例えば、最も重きを置く部屋がLDK
だったとします。
・リビングと和室が隣接したほうが良いか?
・キッチンから洗面や脱衣室といった
水周りが隣接したほうが良いか?
・主寝室や子ども室は、リビングを通って
からの出入りが良いか?
リビングを通らないほうが良いか?
このようにひとつひとつのパーツを可能な
限り細かく要望として出していけばいく
ほど、ひとつの間取りにしかならなくなる
から不思議です。
逆を言えば、事前の要望が無かったり、
考えていなければいないほど、間取りは
何通りにもなってしまうから本末転倒して
しまうケースが多いです。
たまに、「間取りを2パターン描いて
欲しい!」といった要望もありますが、
間取りを2つ描くことが重要なのではなく、
家族間の要望を事前に出し合ってまとめて
おくことが最も重要なのです。
要望が細かければ細かいほどひとつの
間取りにしかならないから、後はプロの
仕事です。断片的なパーツのひとつひとつを
上手く敷地に当てはめて間取り図として
表現します。
いかがでしょうか!?
間取りを検討する際に思い出して
いただければ幸いです。