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アポ無し営業から学ぶこと

会社事務所で仕事をしていると、ほぼ毎日と
言っていいほど営業マンの突然来社があり
ます。「住宅関連の商品提案をしたいから、
御社の担当者はいらっしゃいますか」と
いうことですが、あなたなら来社した全ての
営業マンの話を聞けますか。

なかなか時間に余裕がある方は少ないで
しょう。また、アポ無し営業マンの都合に
合わせる必要もないと思います。弊社の
対応としては、「パンフレット等の資料が
あればいただけますか。その上で、興味が
あればこちらからご連絡させていただき
ます」または「後日、アポイントをとって
からお願いできますか」といったものです。

そこで面白いのは、後日改めてアポイントを
とって再来社する営業マンは、ほぼ皆無だと
いうことです。弊社の事務所はウェスタ
まるき楠店敷地内にありますが、そこに
買い物やトイレ休憩で駐車した際に、
弊社の看板を目にしたから立ち寄ってみたと
いうケースが非常に多く、本当の意味で
わざわざ弊社に商品提案しに来たわけでは
ないからです。

逆に、弊社と新規の取り引きをしたいと
希望する業者は、必ずと言っていいほど
事前にアポイントの連絡があります。
その根本的な違いは熱意と、自分ファースト
ではなく相手ファーストの気持ちがあるか
どうかだと思います。私たちが協力業者と
してお付き合いする前提としては、金額面の
折り合いだけではなく、迅速な対応や有益な
情報等も持ち合わせているかどうかで判断
しています。

いつの時代になっても、物だけでなく、
人に依るところが大きいのは変わりません。
自社に置き換えて考えると、仮にこれから
社員が増えたとしても、人材育成がきちんと
できていなければ企業成長において逆効果に
なる場合があることを学ばせてもらえます。